私たちの泊まっているホテルのマネージャーは若干2?歳の S君。おじいさんの代からホテル業を続けている。 いとこのF君も通りの向こうで安ホテルを営んでいる。 そちらはバジェット、こちらは少しゆったりして小ぎれいな中級ホテル・・・と棲み分けができている。ペトラに来た日に先にバジェットな方に立ち寄ったのであるが、満員でこちらを紹介された。

この2人、近近日本へ来る計画を立てているらしい。 できればワーキングビザを取得しホテルで修行しながら半年ほど過ごしたいらしいのだ。

彼らがビザを取るのに一役買っているのが日本人A氏。 昨晩、はるばる日本からからたどり着いて異国での初めての夕食を終えくつろいでいると、突然日本後で声をかけられた。

「やーやーやー どうもどうも・・・」
「いや、今そこで町の連中と盆踊りをやってましてね・・・」
「???」

ヨルダンくんだりまで来てなんで盆踊り? まあ、実際は盆踊りではなく町のおまつりの様だったが。
この日本人の方,身なりはお世辞にもきれいとはいえず・・・ 「大阪にオリンピックを招致しよう」なんて書かれたTシャツを着て「祇園祭り」と書かれたうちわをぱたぱた仰いでいる。その晩、この方とS君その他何人かの従業員とで酒・・・でなくコーラを酌み交わすこととなった。いろいろ話していると・・・ 関西の某大学の助教授、昔はある有名商社で企業戦士として働いていたらしい。そのころから、世界120カ国あまり訪問した経験を持つとのこと。もちろん語学達者。

名詞をいただいたが数ある肩書きでひときわ大きく書かれていたのが 「国際コミュニケーター」。実際その名に恥じず、現地の人と言葉は通じなくとも片言のアラビア語、ジェスチャー、擬音語、 大笑いなど全身全霊を使ってコミュニケート。 多くの著名な方とも交流があり、この方に言わせれば高松宮もダイアナ妃も ”My Friends”とにかく、みんな友達なのだ。 こんな人に出会うと旅先での心配事や憂いなど一掃されてしまう。

若き2人のマネージャーはA氏の指導でワーキングビザ取得のために必要な履歴書、申請書などの下書きを作成。私たちがペトラでふーふー言っている頃、町のどこそこかでタイプを打って清書していたようだ。当のA氏は今朝アカバに行った。ダイビングを楽しんだ後ヨルダンに戻り、明日2人について日本大使館に行ってくれる約束になっているらしい。

次のページ

トップページに戻る